有限会社オービット
AuBit

製品紹介 USB2.0規格対応 US-F150

簡単操作、分かりやすい画面表示

表示フィルタリング機能

(例1) HUBにつながれた2つのUSBデバイスの通信ログを取りました。しかし、HUBに対するINトランザクションが32msごとに割り込んで発生していて、本当に見たいUSBデバイスの方が見にくい。
こんなときは、「HUBのUSBアドレスを指定して非表示にする」フィルタリングをかけます。
すると、USBデバイス側の見たいトランザクションのみ表示されます。
(例2) USBマウスの通信ログを取りました。しかし、マウスを操作していない期間は延々とNAK応答が続き、マウス操作を表すDATAパケットがあちこちに散在していて見にくい。
「NAK応答のトランザクションを非表示にする」フィルタリングをかけます。
マウスからの有効なDATAパケットを含むACK応答のトランザクションだけズラリと表示されます。これはまさに「マウスの操作履歴」そのものです。

このフィルタ機能は一時的な表示フィルタとして機能し、キャプチャしたデータを切り捨てる訳ではありません。 従って、あるログデータに対してフィルタ条件を変えながら、様々な角度から解析することができます。

トリガ条件が設定しづらいような通信でも、最大10Gバイトもの連続記録容量と、この「フィルタリング機能」を使って、 目的のパケット・トランザクションを効率よく確認できます。

パケットの検索機能

USBストリームスコープでは、「SETUP」や「ACK」などの特定のパケット種類で検索する事ができます。
しかも、検索速度は高速。Hi-Speed転送では数百万ものパケット/トランザクションが発生することも珍しくありませんが、 そのような巨大なログでも数秒〜十数秒で検索を完了します。

さらに、検索するデータ列は、トランザクション間をまたがっていても検索ができますので、 データがパケット単位に分割して転送されることを意識しなくても素早く検索ヒットさせる事ができます。

単一のログに対して様々な条件で検索をかけることができますので、トリガ設定で対象パケットだけを記録する方式では困難な、 全く同じ通信にいろいろなトリガ条件を設定して解析する様な、きめ細かな解析もストリームスコープでは可能になります。

(注)検索速度は、ご使用になるPCの性能、および、検索条件によって異なります。

デバイスリクエストの詳細表示機能

「USBストリームスコープ」は、単にパケット・トランザクションを整理して表示するだけではありません。

「SETUP」パケットから始まる「デバイスリクエスト」や「ディスクリプタ」についても、できるだけ詳細に表示します。 (→表示イメージ)
「デバイスリクエスト」や「ディスクリプタ」の内容を、ただ16進数のバイト列で表示してもなかなか読みづらいものです。 このように「項目名」と「パラメータ」に分類してツリー表示することで、初めてUSBを勉強する方が「デバイスリクエスト」 「ディスクリプタ」を理解しやすいように配慮されています。

さらに詳細表示中のディスクリプタを選択すると、データ中の該当するバイト列が反転表示されますので、 「ディスクリプタの各項目」と「データパケット中のバイト列」の対応関係が一目で分かります。ストリームスコープで解析した結果から、 ディスクリプタを記述していくようなソフト設計も可能になります。

クラス固有のディスクリプタについても同様に解析できますので、より効率的なソフト設計が可能になります。

(注1)現在、「クラス固有デバイスのディスクリプタ」については「HUB」「HID」「Audio」「communication」 「MassStorage/Bulk Only Transport固有のデバイスリクエスト」「Printer]「USBTMC」に対応しています。 その他、クラスについても順次対応予定です。

「ベンダー固有デバイスリクエスト」についてはUSB規格で定義されませんので、表示しません。

トリガ機能搭載

リピードモードで最大10GB連続記録

マーク&ジャンプ機能

さらに、各マーク毎に個別のコメントを設定できますので、各トランザクションが持つ意味などを書き留めておくことができ、 発生している現象の記録がより精密に行えます。

ログコメント機能

時間計測機能

表示カラー設定機能

表示イメージを見ながら設定できますので、設定が容易です。